Q:樹状細胞ワクチン療法を受けるために必要な準備や条件について教えて下さい。
〔回答〕
樹状細胞ワクチン療法には三つの方法がありますが、それぞれ準備や条件が異なります。
一つは患者様のがん組織を利用した自己がん組織樹状細胞ワクチン療法、二つめは人工抗原を利用した人工抗原樹状細胞ワクチン療法、三つめは自己がん組織や人工抗原がない人に対して樹状細胞をがんに直接注入する局所樹状細胞ワクチン療法です。
当クリニックでは、手術で新鮮かつ清潔な状態のがん組織が取得できる場合、自己がん組織樹状細胞ワクチン療法をお勧めしています。そのため手術前の患者様やがん組織を簡単に摘出できそうな患者様に対しては、事前に執刀される先生と調整して、大切ながん組織を本療法に用いるために確保できるよう準備します。保管については、当クリニックでプライベートがんバンクという自己がん組織を保管するサービスを行っておりますので、ご利用ください。
次に自己のがん組織が取得できない患者様に対しては、人工抗原を利用した樹状細胞ワクチン療法ができるかどうかをいくつかの検査によって判断します。検査を行うために、以前に手術したときのがん組織の標本を使用する場合がありますので、可能であれば主治医の先生にその標本をお借りするようお願いします。
局所樹状細胞ワクチン療法は上の二つの治療のような準備や条件の必要はありませんが、がんが樹状細胞を直接注入できるような所に存在することが条件になります。樹状細胞を注入できるか否かの判断は、当クリニックの専門医が画像データをもとに判断します。
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